脳血管性認知症の特徴〜脳の部位により異なる

一口に認知症と言っても、その実情は様々な種類に分類されます。

 

脂質異常から引き起こされる脳血管性認知症とは?

脳血管性認知症はそのひとつに該当し、アルツハイマー型認知症に次いで患者数が多い認知症とされています。脳血管性認知症の原因は、文字通り、脳の血管に何らかの支障が発生することで発症する脳血管疾患です。

 

脳の血管、血流に障害が発生すると、細胞に酸素や栄養が届けられにくくなります。その結果として、認知機能に障害が発生すると言うのがそのメカニズムです。脳血管性認知症の特徴のひとつとしては、脳のどの部分にダメージを受けたかによって症状の出方や種類に差が出てくると言うことが挙げられます。

 

 

脳は、その部位によって司っている分野が異なります。そのため神経細胞が正常に働いている部位に関しては何ら問題がないのに、疾患によってダメージを受けてしまっている部位が司っていることに対しては、まったく認知機能が働かないと言うこともあります。できることとできないことがはっきりとしている、いわゆるまだら認知症のような症状が見られると言う具合です。

 

また認知機能の低下によって引き起こされる症状でも、その変動が大きいことが多いのも特徴のひとつです。それから脳血管疾患が関係しているので、その発作が繰り返されると、脳血管性認知症の程度も進行していくことが多いと言うのもひとつの特徴です。

 

気づきにくい初期症状

特に初期の場合、命にかかわるような、あるいは本人や周囲が気がつかない程度の発作である場合、めまいや頭痛程度で終了してしまうこともあります。結果、脳血管性認知症を発症していてもなかなか気がつかず、気がついた時にはかなり症状が進行していたと言うこともあります。脳血管性認知症に対しては、まずはこれを引き起こす脳血管疾患の予防に努めることが最重要です。

 

そしてそれと共に、これを発症した時には速やかに適切な治療を受けることが必要です。また脳血管性認知症は、その後の脳血管の状態を改善していくことで症状の進行を抑えることも可能です。ですから、その点に対する努力をとることも必要です。