認知症のチェックリストについて

 

認知症のチェックリストで代表的なものとして、長谷川式簡易知能評価スケールというものがあります。問題は全9問あり、満点は30点です。これら9問の問題で、年齢、日時や場所の見当識障害の有無、言葉の即時記銘、計算、数字の逆唱、言葉の遅延再生、物の記銘、言葉の流暢性が分かり、重度認知症や軽度認知症の有無が判断できます。

 

 

認知症は、65歳以上の高齢者では、およそ15%の人が発症していると言われています。また、認知症と診断を受ける前の軽度認知障害(MCI)の高齢者も合わせると、4人に1人が認知症または予備軍だと言われています。

 

 

長谷川式簡易知能評価スケール

出題問題は、こちらです。
@年齢はいくつですか。
A今日は何年の何月何日ですか。何曜日ですか。
B今いる所はどこですか。
Cこれから言う3つの言葉を言ってください。また、後で聞くので覚えておいてください。(桜、猫、電車または梅、犬、自転車の系列1つを質問)
D100から7を順番に引いてください。(不正解で打ち切り)
Eこれから言う数字を逆から言ってください。(不正解で打ち切り)
F先ほど覚えてもらった言葉をもう一度言ってください。(自発回答で各2点、ヒントで回答できれば1点、できなければ0点)
Gこれから5つの物を見せて隠すので、なにがあったか言ってください。(1つ1点)
H知っている野菜の名前を教えてください。(6個1点、7個2点、8個3点、9個4点、10個5点で5個以下0点)
これらの点数を合算して、点数を出します。

 

 

診断ポイント

長谷川式スケールのカットオフポイントは20/21です。20点以下は認知症の可能性が高く、速やかに受診をお薦めします。21〜28点は軽度認知障害の可能性があります。29点以上は軽度認知障害の可能性も低いとされています。重症度別の平均値は、高度の障害では平均点4点前後で質問の意味が理解できなかったり、全く別の事を話すことも珍しくありません。やや高度では、10点前後、中等度では15点前後、軽度では19点前後、非認知症では24点前後です。