認知症の初期症状と接し方の注意点

超高齢社会となった日本は高齢者の人口がとても多くなりました。
それと同様に認知症高齢者の人数も年々増加傾向にあります。

 

認知症が増加傾向にある現在

高齢者による高速道路の逆走等自動車による事故も増えていますが、それらの事件の中にも認知症症状が原因と考えられる物も多数報道されています。認知症は脳出血や脳梗塞等が原因となる脳血管型、脳内の特殊なタンパク質が原因とされるレビー小体型、CT等の画像でも分かりやすく脳の萎縮が見られるアルツハイマー型等様々なタイプにわかれていますが、残念ながら現在の医学では完璧に進行を抑えたり回復させる事は出来ないのが現状です。

 

認知症の症状を薬品で遅らせることは可能

ただ、初期のうちに薬を服用して少しでも進行を遅らせる事は可能であるとも言われています。その為、初期症状を理解して少しでも疑わしいと感じた場合は医療機関を受診して治療を行う事が大切とされます。

 

認知症の初期症状

認知症の原因により現れやすい症状には違いがありますので注意が必要です。まず脳血管型の場合は原因がはっきりしており、脳梗塞等の後に症状が現れる為比較的早く適切な治療を受けやすいとは思います。注意が必要なのがアルツハイマー型とレビー小体型です。良く聞かれる物忘れ等の症状はアルツハイマー型に多く見られる症状です。

 

アルツハイマー型認知症

食事を摂った事を忘れて何度も食べようとしたり昔の事は覚えているのについさっきの事や最近の事は忘れてしまうという特徴があります。物事の段取りを考えたり手順を覚える事ができなくなり、簡単な調理やお茶を入れたりといった単純な作業が出来なくなったりします。日にちがわからなくなり、約束を忘れてしまったり同じ日に何件も予定を入れてしまったり等もあります。

 

レビー小体型認知症

そしてレビー小体型の場合はアルツハイマー型とは全く違う症状が出る場合が多いです。このような良く聞かれる症状ではなく、部屋中に虫がいると言って怯えたり子供がいると言って一人で話していたり等の幻視の症状が現れる事が多いと言われています。手足の震えや動作が遅くなるなどのパーキンソン病と似たような症状が現れたりもします。

 

進行を少しでも遅らせる為には上記のような症状が見られた場合は早めに医療機関を受診して適切な治療を行う事が大切です。

 

家族の接し方

そして認知症の人と接する家族は接し方にとても注意が必要です。幻視が見えている人にいくらいないと言っても、本人には確かに見えている物なので自分の事を否定されていると感じたり嘘つきと思われていると感じてしまい、治療の拒否や暴力的な症状が出る事に繋がってしまう場合があります。頭ごなしに否定をしたり強制や抑制等の接し方を繰り返すと認知症症状は悪化するとも言われています。

 

夜中に仕事に行かなくては、と言うなど明らかにおかしいと思われる場合でも頭ごなしに否定をするのは良くありません。まずはその気持ちを受け止めて少し外に出て散歩をして戻ってくる等上手く接する事が重要です。

 

家族が上手く症状と付き合う事ができると症状も穏やかになる事が多いとされています。残薬をはじめとする物忘れ対策を行なっていくことも大変重要です。